【2018 成長への展望】ITサービス強化に開発拠点を整備 第一生命HD・稲垣精二社長 (1/2ページ)

インタビューに答える第一生命ホールディングスの稲垣精二社長=東京・有楽町の第一生命ホールディングス(酒巻俊介撮影)
インタビューに答える第一生命ホールディングスの稲垣精二社長=東京・有楽町の第一生命ホールディングス(酒巻俊介撮影)【拡大】

 ■ITサービス強化に開発拠点を整備

 --昨年4月の社長就任後に見えてきた課題は

 「当社が目指しているのは、グローバルの大手企業と互角に戦うことだ。グループの英知を結集するため、次期中期経営計画では、海外グループ会社のCEO(最高経営責任者)にも、より積極的に経営に参画してもらう仕掛けを作りたい。当社で『インステック』と呼んでいるITを活用した保険サービスも強化していきたい」

 --インステックを強化するための秘策は

 「米シリコンバレーと東京に今年4月、開発拠点を開設する計画だ。失敗を恐れず、自由に試行してもらう場にする。合わせて約20人体制になる見込みで、ITエンジニアやヘルスケア分野の専門家の中途採用も検討している。いいアイデアが出てくれば、海外も含めグループ会社に展開していきたい」

 --4月の標準生命表の改定への対応は

 「各社とも基本的に死亡保険の保険料を下げてくるだろう。そのタイミングに合わせて、当社で蓄積してきた契約者の健康状態や保険料の支払いといったビッグデータを生かし、健康増進をキーワードにした商品を発売したい」

 --昨年は外貨建て保険が売れた1年だった

 「マイナス金利政策の影響で、円建ての一時払い保険は売り止めている。お客さまの貯蓄ニーズに応えるため、傘下の第一フロンティア生命保険が開発した外貨建て保険を第一生命保険の営業職員が積極的に売っている。2017年度上半期の第一フロンティアの売り上げの約1割は第一生命の営業職員による販売だった。この動きは下半期に入ってさらに加速している」

代理店の販路拡大方針は