米英半導体に安全性の問題 インテル製など情報漏れの恐れ

米アップルの製品(ブルームバーグ)
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 スマートフォンやパソコン(PC)などに搭載された半導体に、情報保護に関する安全性の問題があることが4日までに判明した。ハッカーからの攻撃で情報が流出する恐れがあるという。幅広い情報端末に影響が及ぶ可能性があり、米アップルなどIT大手が対応に追われている。

 米グーグルや大学研究者らが、半導体メーカーが製造する演算装置「プロセッサー(CPU)」に外部の攻撃に対する脆弱(ぜいじゃく)性を発見し、同日までに公表した。

 米半導体大手のインテルをはじめ、同アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)や英半導体開発大手アーム(ARM)・ホールディングスのCPUで脆弱性が判明。スマホなどに膨大な量の製品を供給している半導体大手で問題が指摘されたため、懸念が広がった。

 4日には、米アップルがすべてのスマホ「iPhone(アイフォーン)」やタブレット端末「iPad(アイパッド)」、パソコン「Mac(マック)」に影響が及ぶ可能性を認めた。マイクロソフトやアマゾン・コムなども対策に乗り出している。

 これまでのところ実際の情報漏れは確認されていないが、メーカー側や専門家は、基本ソフト(OS)が最新のものに更新されているか確認するなどの対応が重要だとしている。ロイター通信によると、アップルは閲覧ソフト「サファリ」に関して近く安全対策を施する方針という。(ワシントン 塩原永久)