東電「新潟県の原発検証に協力」 社長、米山知事と会談

新潟県の米山隆一知事(右手前)と会談する東京電力ホールディングスの小早川智明社長(左端)=9日午前、新潟県庁
新潟県の米山隆一知事(右手前)と会談する東京電力ホールディングスの小早川智明社長(左端)=9日午前、新潟県庁【拡大】

 東京電力ホールディングスの小早川智明社長は9日、柏崎刈羽原発が立地する新潟県を訪れ、米山隆一知事と県庁で会談した。新潟県訪問は、昨年12月に同原発6、7号機の安全対策が新規制基準に基づく原子力規制委員会の審査に正式合格してから初めて。小早川社長は再稼働について「地元の理解が不可欠だ。知事が掲げる原発事故の検証が何より重要で、全面的に協力する」と話した。

 小早川社長は会談後、記者団に「(審査合格は)まだまだ通過点」と強調。工事計画の認可など今後の手続きを念頭に「安全最優先で取り組む。地域での対話活動も進める」と述べた。 米山知事は「信頼は事実に基づいて築かれるもので、理念を唱えても仕方ない。検証への情報提供など実際の措置が重要だ」と指摘した。

 東電は同原発6、7号機の再稼働を経営再建の柱とし、2013年9月に審査を申請。規制委は「2基の運転を遂行する技術的能力がないとする理由はない」との審査書を昨年12月に決定した。