JXTG 首都圏で18年度中、家庭向けガス小売りに参入

 JXTGエネルギーは9日、首都圏で家庭向けガス小売り事業に参入すると発表した。料金などの詳細は未定だが、東京ガスよりも割安なメニューを用意して2018年度中に販売を始める方針。主力の国内ガソリン市場が縮小する中、家庭向け電力販売に続くガス参入で収益確保を目指す。

 JXTGは16年4月から「ENEOSでんき」など家庭向け電気小売りを展開し、首都圏を中心に約34万件の顧客基盤を持つ。東京ガスが電気・ガスの一括契約を拡大する中、JXTGもガスとのセット販売を可能にして対抗する。

 今月から社員向けに試験販売を始め、参入後は早期に10万件の契約獲得を目指す。当初は他社から調達したガスを販売するが、東京電力フュエル&パワーや大阪ガスと共同で建設し、20年4月に運営を始める川崎市のガス製造拠点からの供給も視野に入れる。JXTGは液化天然ガス(LNG)基地を置く青森県八戸市などで、大口向けのガス販売を手掛けていた。