【フロントランナー 地域金融】北海道銀行の地方創生の取り組み(3)

北海道銀行
北海道銀行【拡大】

 ■食の輸出拡大や観光振興に注力

 地方創生推進体制のもと、北海道銀行ではこれまで各分野でさまざまな取り組みを展開してきた。

 北海道総合商事との業務提携による「北海道食ブランドの輸出拡大」の支援のほか、6次産業化の取り組みでは、2013年4月にみずほ銀行、農林漁業成長産業化支援機構、北海道ベンチャーキャピタルと連携し、「道銀アグリビジネスファンド」を設立。現在までに、道産の玄そばを道内で製粉し、道産そばのブランド力向上を目指す「北海道そば製粉」と、道産の醸造用ブドウを使用し、世界に通用するワイン生産を目指す「平川ワイナリー」に出資し、経営支援している。

 17年2月に道南の福島町、福島漁協、ヤマザキの三者間で事業化合意に至った「福島町昆布プロジェクト」についても、北海道銀行は大きく関与した。このプロジェクトは、コンブ養殖で発生する未利用資源の間引きコンブを活用した6次化事業。北海道銀行は、約2年間にわたって福島町と6次化に向けた協議を重ね、複数の候補者と交渉を行った結果、総菜メーカーのヤマザキを紹介。3者間のマッチングが実現した。

 観光分野の支援では、例えば訪日外国人(インバウンド)の受け入れ態勢の整備として、海外カード対応ATM(現金自動預払機)、海外通貨自動両替機を増設。

 また、北海道に来ることが多い台湾人観光客の利便性向上のため、「台湾SmartPayデビッドサービス」を道銀カードが展開している。

 そのほか観光振興に向けて、道央の上川郡美瑛町との共同開催による「クラウドファンディングセミナー」の開催、アウトドア業界のトップブランド「スノーピーク」と連携したキャンプ場などの磨上げ(新事業創出)のコンサルティングなど、“見える化”したサポートメニューの8分野それぞれに多様な支援を行っている。

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 (編集協力)近代セールス kindai-sales.co.jp