創業100年のパナ、世界最大の見本市で「家電」前面に立てず 「何の会社か」の問いに社長は… (1/2ページ)

CESで自社の歴史を展示するパナソニックの特別エリア。松下幸之助氏の経営理念も紹介している=9日、米ラスベガス(中山玲子撮影)
CESで自社の歴史を展示するパナソニックの特別エリア。松下幸之助氏の経営理念も紹介している=9日、米ラスベガス(中山玲子撮影)【拡大】

  • 世界最大の家電見本市「CES」に参加したパナソニックの展示会場=9日、米ラスベガス(共同)

 【ラスベガス=中山玲子】米ラスベガスで9日開幕した世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」。今年3月に創業100周年を迎えるパナソニックは、リビングのようにくつろげる自動運転車のコンセプトカーや、車載コックピット(運転席システム)、物流向けオートメーションシステムなど企業向けの製品を多数展示している。一方、テレビやパソコンなど最新の家電製品は前面に打ち出していない。

 報道陣からパナソニックは何の会社かと問われた津賀一宏社長は、「(社内で)家電の存在は大きかったが、何かの会社であると言ってしまうと次の100年は生き残れるかわからない。家電で培ってきたものを生かし、再スタートを切る気持ちでなければならない」と語った。

 同社はCESが初開催された1967年から参加、今年で51年になる。60~70年代にはカラーテレビ、80年代にパソコンやCDプレーヤー、90年代に入るとDVDプレーヤーなどその時代の最新機器を展示。2000年代以降は高画質なプラズマテレビがイベントを盛り上げたが、近年は家電の縮小が続いてきた。

 今年は100年の歴史をまとめつつ、自動車関連技術が主役に就いた。CESの展示は、同社の方向性を明確に示している。

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