Jトラストと四国銀が提携 顧客のインドネシア進出支援

地元企業から相談を受けるJトラスト銀行インドネシアの行員=ジャカルタ
地元企業から相談を受けるJトラスト銀行インドネシアの行員=ジャカルタ【拡大】

 Jトラストと四国銀行は10日、顧客の海外進出支援サービスに関し業務提携契約を結んだと発表した。同社グループのJトラスト銀行インドネシアがもつ現地企業情報を活用、顧客とのビジネスマッチングなどに生かす。地域金融機関は海外拠点が脆弱(ぜいじゃく)で、販路開拓や人材確保といった海外展開を目指す顧客ニーズに応えきれていない。今回の提携を機に、現地事情を熟知する日系金融機関と地域金融機関との提携が増えそうだ。

 四国銀では、ベトナムに次いでインドネシア進出を目指す顧客が増えている。しかし現地に拠点はなく、国際協力銀行(JBIC)から紹介された国営銀行のバンクネガラインドネシアと提携し、顧客の現地進出ニーズに対応してきた。しかし日本語対応が難しいといった制約から同行が提供するサービスを十分に生かし切れず、新たな進出支援サービス態勢を整える必要に迫られていた。

 一方、Jトラストは経済成長が続くインドネシアで、経営破綻した商業銀行(現Jトラスト銀行インドネシア)を2014年11月に買収。財務体質の改善を図るとともに、営業力強化を推進し「日本資本のローカル銀行」として再生。利益拡大に向けた基盤が整備されたことから、日本とインドネシア間のビジネスサポートを強力に推進。同国の投資環境や税制、法規制などの情報提供やビジネスマッチング支援、さらには金融サービスの提供などで積極的に日本企業のインドネシア進出を支援していく。

 四国銀は、今回の業務提携の決め手として「日本でのサポートに加え、現地には日本人も常駐しておりフットワークの軽さが魅力的だった」(担当者)と話した。