日産、車同士でデータを直接通信 年内に実証実験

 日産自動車は12日、車同士がデータを超高速で直接通信する実証実験を今年中に始めると発表した。NTTドコモなどと協力し、第5世代(5G)移動通信システムを活用。通信機能を備えた「コネクテッドカー(つながる車)」の性能を高め、本格的な自動運転の実現につなげる。

 日産によると、時間差による遅れをなくすため基地局を介さず直接通信する実験は日本初だという。実験は、車間距離の確保や見通しが悪い場所での衝突回避に役立てる。歩行者のスマートフォンと通信した事故防止も目指す。車両は日産の電気自動車(EV)「リーフ」を使用。ドコモのほか、沖電気工業やクアルコムなども参加する。

 コネクテッドカーは、渋滞解消や料金支払いなどさまざまなサービスで役割が期待され、自動車メーカー各社が異業種と連携を進めている。