世界自動車販売9695万台 18年予測 1.0%増、米中減で伸び鈍化

 自動車専門の調査会社フォーイン(名古屋市)は12日までに、2018年の世界自動車販売を前年比1.0%増の9695万1000台とする予測をまとめた。二大市場の中国と米国で販売が減少するため、2.5%増となる見通しの17年と比べ伸びが鈍化する。

 18年は中国や日本を含むアジア・大洋州が0.3%増の4601万5000台。うち約6割を占める中国は、市場刺激策で導入された小型車購入時の減税措置が終わり、01年の世界貿易機関(WTO)加盟以降で初めて減少する。ただ19年以降は再び増加する可能性が高い。

 日本は人気車の需要一巡と新型車効果が交錯し、前年並みの520万台となる。

 北米は3.0%減の2036万台。米国は利上げに伴う自動車ローンの金利上昇が響き減少する。西欧は0.9%増の1674万3000台。販売がすでに最高水準にあるドイツはマイナスに転じ、英国も不安定なポンド相場を背景とした値上げで減るとみられる。

 南米は19.1%増の486万2500台と大幅に伸びる。ブラジル経済の回復が牽引(けんいん)する。18年の世界市場でハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)など電動車が占める割合は4~5%程度にとどまるという。

 フォーインの担当者は「一時的に伸びが鈍化するが、新興国を中心に販売台数は増え、20年ごろ1億台に達するだろう」としている。

 自動車販売の少ない国を除く88カ国の乗用車と小型トラック、商用車の販売台数を各国業界団体などのデータを基に算出した。