グリッドマン、ウルトラマン、キャプテン翼…アニメ市場で相次ぐリメイク 新旧ファン取り込め (3/3ページ)

左から原作者の清水栄一さん、下口智裕さん、ULTRAMAN、神山健治監督、荒牧伸志監督
左から原作者の清水栄一さん、下口智裕さん、ULTRAMAN、神山健治監督、荒牧伸志監督【拡大】

  • 「SSSS.GRIDMAN」ティーザービジュアル (C)円谷プロ
  • 「キャプテン翼」 (C)高橋陽一/集英社・2018キャプテン翼製作委員会

 80年代はパンツの丈が短かった「キャプ翼」

 全世界でテレビアニメが放送され、著名なプロサッカー選手にもファンが多い高橋陽一氏のマンガ「キャプテン翼」も、2018年4月から4度目のテレビアニメ化がスタートする。「また作っていただけるということで、ありがたく思っています」と高橋氏。「原作通りに今回は進めて下さいとお願いした」というように、マンガに描かれた様々なシーンやセリフが映像となって再現され、当時原作を読んでいた人たちを楽しませそうだ。

 一方で、80年代はパンツの丈が短かったものが、「現代に合わせて今風のサッカーウェアを着ている」と高橋氏。「携帯とかもある時代ですので、そうしたところも変わってきています」。今の子供たちが見ても不思議と思わないような映像になっており、翼たちの活躍に刺激され、新たなサッカー少年少女を生み出しそうだ。

 1997年に最初のテレビシリーズが放送された「カードキャプターさくら」も、1月7日から新シリーズとなる「カードキャプターさくら クリアカード編」の放送がスタートした。リメイクではなく、「クロウカード編」「さくらカード編」と続いてきた原作やアニメの続編で、当時と同じ丹下桜さん、くまいもとこさんらが声を担当することでも話題となっている。

 2000年公開の映画で、2017年末から劇場でリバイバル上映された「劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード」の舞台挨拶に登場した丹下さんは、リバイバル上映や新しいテレビシリーズの放送を通じて、日本中の人に「カードキャプターさくら」が愛される作品になって欲しいと訴え、「2018年をさくら満開の年にしたい」と希望を語っていた。