川崎重工、NY地下鉄1600両受注へ 過去最大、総額4000億円規模

川崎重工業が受注する見通しになったニューヨーク市交通局の新型地下鉄車両の模型(NYCT提供・共同)
川崎重工業が受注する見通しになったニューヨーク市交通局の新型地下鉄車両の模型(NYCT提供・共同)【拡大】

 川崎重工業が米ニューヨークで導入される新たな地下鉄車両約1600両を受注する見通しとなったことが分かった。中国大手などと競ってきたが、技術力が評価されたもようだ。受注総額は約4000億円に上るとみられ、同社として過去最大規模になる。

 ニューヨークの地下鉄は朝夕のラッシュ時の遅れが深刻で、ニューヨーク市交通局(NYCT)は乗降しやすいように客室の扉を広くした新型車両「R211」を入れ、老朽車両と置き換える。川重は受注した場合、兵庫工場(神戸市)で試作車両を製造。量産車両は米国の現地工場で完成させる方針だ。

 鉄道車両の国内市場は大きな伸びが見込めないため、川重は海外の開拓に力を入れている。NYCT向けなど北米市場ではこれまでに4000両を超える納入実績がある。