「爆学ブーム」に期待 「中国人ビジネスマン」向けツアーが盛況 (1/2ページ)

中国の女性経営者団体と大阪商工会議所女性会との第1回交流会。楊社長が提案して実現した=2016年4月、大阪市内(ゴールデンブリッジ提供)
中国の女性経営者団体と大阪商工会議所女性会との第1回交流会。楊社長が提案して実現した=2016年4月、大阪市内(ゴールデンブリッジ提供)【拡大】

 訪日外国人客が増加する中、海外のビジネスマンが日本を訪れ、企業経営を学ぼうというニーズが高まっている。「ゴールデンブリッジ」社長の楊金峰さんは2014年以降、こうした新たなニーズを取り込もうと、中国人ビジネスマン向けに日本企業の施設見学や経営者との交流会などをプロデュースする事業を始めた。中国人ビジネスマンにとっては学びの機会となる一方、日本企業にとっても自社をPRできる場となることから盛況といい、「今後やってくるだろう“爆学ブーム”に乗りたい」と期待を寄せている。

 中国人を対象に交流

 楊さんは中国の大学で日本語を専攻し、現地の翻訳会社で勤務後の1993年に来日した。宮城県庁の嘱託職員を経て、フリーランスで通訳や翻訳の仕事を始め、2002年に家族の都合で移り住んだ大阪市内でゴールデンブリッジを立ち上げた。

 当初は企業やイベントのパンフレットを中国語に翻訳する業務がメインだったが、関西経済連合会などの経済団体の会合で通訳を任されるようになると、次第に事業領域を拡大。中国人客らによる「爆買い」ブームの最中にあった14年からは、日本を訪れた中国人ビジネスマンと日本人ビジネスマンを引き合わせ、交流を深めてもらう「インバウンド事業」を始めた。

 折しも経済発展著しい中国のビジネスマンの間では、米国や日本、ドイツの企業の経営手法を学ぼうというニーズが高まっていた。そこで、楊さんが注目したのが、日本に多く残る長寿企業と、高い技術力を支える匠の精神。「伝統や社会への貢献を重んじ、社員同士が家族のように接する日本独特のビジネス観は、中国人の目には新鮮に映るはずだ」と直感したという。

交流ビジネスはまさにコト消費