【高論卓説】自動車ビジネス、今年も激変 CESで主役、進化を目の当たり (1/3ページ)

世界最大の家電見本市「CES」に参加したパナソニックの展示会場=9日、米ラスベガス(共同)
世界最大の家電見本市「CES」に参加したパナソニックの展示会場=9日、米ラスベガス(共同)【拡大】

 自動車ビジネスを大きく変える技術革新は早まっており、今年も激変の年となりそうだ。年初に米ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「CES」は自動車が今年も主役の座にいた。

 CESでは、クルマが人工知能(AI)を持ち、インターネットにつながったロボティクスに進化している。

 Cの「つながる化」、Aの「自動運転」、Sの「シェアリングエコノミー」、Eの「電動化」の頭文字を並べたCASEの進化を目の当たりにした。

 英自動運転技術会社Aptiv(アプティブ)は、米配車サービス会社のLyft(リフト)とCES開催の5日間、20カ所の目的地に向けて、400回以上の自動運転配車サービスを実施。その99%以上が完全自動で稼働したと発表している。

 Aptivは耳慣れない会社だが、米ゼネラル・モーターズ(GM)から分離した伝統的な自動車部品メーカーのデルファイが源流にある。シンガポールの自動運転ソフト会社NuTonomy(ヌートノミー)を買収し、先細り懸念の強いパワートレイン事業をスピンオフ、Aptivに社名を一新し、モビリティー・サービス会社への転身を突き進む。この経営のスピード感には驚かされる。

 米フォード・モーターのジム・ハケット最高経営責任者(CEO)の基調講演も圧巻だった。AIでさまざまな機器がIoT(モノのインターネット)化されたスマートシティーの構想を掲げ、人を中心に都市設計と車両の在り方を見直そうと提案。

CESの中で中心的な存在だったトヨタ