【スポーツi.】開幕迫る平昌五輪、ボランティアに注目 (1/3ページ)

平昌冬季五輪の氷上競技の会場が集まる五輪公園。手前はフィギュアスケートとショートトラックが行われる「江陵アイスアリーナ」=韓国・江陵(共同)
平昌冬季五輪の氷上競技の会場が集まる五輪公園。手前はフィギュアスケートとショートトラックが行われる「江陵アイスアリーナ」=韓国・江陵(共同)【拡大】

 □フリーランスプランナー・今昌司

 来る2月9日、平昌冬季五輪が開幕する。入場券販売の不振や極寒の中での防寒対策など、競技以外の話題がメディアをにぎわしている。2020年に東京大会を控える中、韓国での五輪開催は大会運営の面でも日本側関係者にとって試金石といえる大会になるだろう。特に注目したいのはボランティアの存在である。17職種に2.2万人が募集され、今回は国内外34大学との提携によって、全体の1割以上のボランティアは大学生によって賄われるという。

 東京大会に向けては、笹川スポーツ財団と連携の下、順天堂、早稲田、亜細亜の各大学でスポーツボランティアに関する講座が開講されている。筆者が非常勤講師として教鞭(きょうべん)を取る亜細亜大でも、通年講座が開講されており、多くの学生が履修している。さて、ボランティアとは何であろうか?

 募集条件に批判の声

 12年ロンドン五輪の大会ボランティアは約7万人。24万人もの応募から選ばれた彼らは、「ゲームズメーカー」と称され、彼らの姿はイギリス国内のみならず、世界中で称賛される存在となった。ある自治体関係者は、この「ゲームズメーカー」という言葉を、スポーツボランティアを示す言葉と勘違いしていた程である。大会を支えたボランティアに対する尊敬と感謝の念を、イギリスでは特別な呼び名で表していたのである。そして、ボランティアという存在は、それ程までに重要な存在であった、ということであり、彼らの存在こそが「レガシー」だったのである。

ネット上の書き込みには参加要件に批判の声も