29年スーパー売上高、2年連続前年割れ 節約志向根強く、値下げ競争も (2/2ページ)

スーパー店頭で品定めする買い物客。消費者の節約志向は根強い=東京都杉並区
スーパー店頭で品定めする買い物客。消費者の節約志向は根強い=東京都杉並区【拡大】

 イオンは今月17日、プライベートブランド(自主企画)商品「トップバリュ」シリーズ100品目を平均10%値下げした。昨年春と夏にも引き下げており、対象商品は直近1年間で計303品目に上る。

 西友も、昨年は食料品を中心に計6回の値下げを行った。「値下げした商品の売り上げは、値下げ前の前年同月に比べて1割以上伸びる」(広報)といい、価格競争によって客足を確保する構図は変わらない。

 ただ、百貨店業界では主力の衣料品に回復の兆しがみられ、「中間所得層の購買意欲が上向きつつある」(日本百貨店協会)との声が上がる。チェーンストア協会も「新年の初売りはまずまずだった」(井上氏)といい、「雇用増や賃上げが消費マインド好転につながれば」と期待を寄せる。