JR東日本社長に深沢氏昇格 印高速鉄道計画で冨田氏補佐


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 JR東日本が冨田哲郎社長(66)の後任として、4月1日付で、深沢祐二副社長(63)を昇格させる人事を固めたことが28日、分かった。冨田氏は4月に在任6年を迎えることから社長を深沢氏に引き継ぎ、自らは会長に就く。

 深沢氏は総合企画本部投資計画部長や取締役人事部長などを歴任してきた。

 3人いる副社長の1人としてインドでの高速鉄道計画を担当するなど、冨田氏を補佐しており、社長の有力候補とみられてきた。

 冨田氏は2012年に社長に就任。東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方の路線復旧に取り組んだほか、15年の北陸新幹線長野-金沢間の延伸開業も推し進めた。

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【プロフィル】深沢祐二氏

 ふかさわ・ゆうじ 東大卒。1978年旧日本国有鉄道。JR東日本常務などを経て、2012年6月から副社長。北海道出身。