日産連合、トヨタ抜き初の世界販売2位 首位VWを猛追、課題は北米と日本 (1/2ページ)

北米自動車ショーで公開した日産自動車の「Qインスピレーションコンセプト」=15日、デトロイト(ブルームバーグ)
北米自動車ショーで公開した日産自動車の「Qインスピレーションコンセプト」=15日、デトロイト(ブルームバーグ)【拡大】

 自動車大手8社は30日、2017年の生産・販売・輸出実績を発表した。これによると、日産自動車と仏ルノー、三菱自動車が組む企業連合の世界販売台数は前年比6.5%増の1060万8366台とトヨタ自動車を抜き、独フォルクスワーゲン(VW)に次ぐ2位に初めて躍進したことが分かった。

 相乗効果の強さ

 日産の世界販売台数は前年比4.6%増の581万6278台。米国と欧州、中国でそれぞれ過去最高の販売台数を記録した。

 中国ではスポーツ用多目的車(SUV)「ヴェヌーシアT90」、セダンタイプの「シルフィ」などの販売が好調で12.2%増と伸びた。三菱自動車は10.3%増の103万454台。得意とする東南アジア市場が牽引(けんいん)した。

 カルロス・ゴーン会長は昨年9月、22年にグループで年1400万台を販売する計画を打ち出した。「目標でもターゲットでもない」と、販売を着実に積み重ねると、自然に達成できる販売台数だと強調したが、実現すればVWを抜き去る可能性が高い。

 三菱自の益子修最高経営責任者(CEO)は「企業連合が本格的に実を結ぶのは(20年4月からの)次の3カ年計画だ」と強調。具体的には車台の共通化や、3社それぞれの技術を互いに活用した新型車の開発など。17年の販売台数は単純な合算だが、相乗効果がこれを押し上げる展開になれば、企業連合の強さが際立ちそうだ。

課題は日本と北米