ゆうちょ、かんぽ 1200億円ベンチャー投資 新会社設立 積極運営へかじ

記者会見する日本郵政の長門正貢社長=30日午後、東京都千代田区
記者会見する日本郵政の長門正貢社長=30日午後、東京都千代田区【拡大】

 日本郵政傘下のゆうちょ銀行とかんぽ生命保険は30日、有望なベンチャー企業や事業再生、地域活性化策に投資するファンド運用会社「JPインベストメント」を2月9日に設立すると発表した。当初のファンドの資金は1200億円規模とし、ゆうちょ銀が600億円、かんぽ生命が300億円を出資。残りは日本郵政グループ以外から募る。

 ゆうちょ銀はこれまで、経営に携わらない出資者の形で全国各地の地方銀行が創設した地域活性化ファンドに参加してきた。今後はファンドの運営者としても主体的に投資案件を探る。

 日本郵政の長門正貢社長はこの日の記者会見で「リスクを伴う資金の担い手が日本には少ない。その一角を担い、一つの看板業務としたい」と強調した。新会社の資本金は優先株を含めて15億円で、ゆうちょ銀が66.1%、かんぽ生命が33.1%、残りを新会社の役職員が出資する。日銀の大規模な金融緩和で低金利が続く中、日本郵政グループにとっては運用先を広げて収益拡大を図る狙いもある。