花粉商戦本格化、主流は付着防止スプレー 各社、収益拡大へ広告も強化 (1/2ページ)

吹き付けるだけで花粉の付着を防ぐ資生堂のスプレー「イハダアレルスクリーンN」
吹き付けるだけで花粉の付着を防ぐ資生堂のスプレー「イハダアレルスクリーンN」【拡大】

 一部地域でスギ花粉の飛散が始まるなか、関連商戦が活発化してきた。日用品メーカーや医薬品メーカーは、商品だけでなく、広告でも拡販を目指して知恵を絞っている。

 花粉症は、日本国民の3人に1人がかかるとされる「国民病」だ。患者数も増えており、各社の収益拡大への期待は大きい。

 花粉対策で最近人気なのは、顔や衣服にさっと吹き付けるだけで、花粉の付着を防げるスプレータイプの商品だ。以前主流だったクリームに比べて便利な点が消費者に支持されている。

 アース製薬は昨年12月、「アレルブロック 花粉ガードスプレー」に男性向けを追加した。家族で使うことの多い既存商品に対し、男性が好むシトラスの香りを配合、服に吹き付ければ消臭効果も見込める。

 資生堂が2015年から販売し、顔や髪にひと吹きするだけで効果がある「イハダ アレルスクリーンN」は独自技術に磨きをかけ、花粉の付着を防ぐ能力を2割高めた。微小粒子状物質「PM2.5」の付着も防げるため、同社は中国人観光客の購入にも期待を寄せる。

 小林製薬は、鼻の穴から注入し、鼻腔内の花粉などを取り除く「鼻うがい」用の洗浄液「ハナノア シャワータイプ」を販売。昨年は、女性モデルが洗浄液を鼻の穴から垂れ流す広告が「衝撃的」と話題になり、売り上げが約2割増えた。認知度が高まる中、2月初旬に放映開始されるテレビCMでは、基本的な内容は変えずに、効果をより強調するという。3月に展開する交通広告は、前年の東京と大阪に加えて、名古屋に対象地域を広げる計画だ。

東京のスギ花粉のピークは