【直球緩球】三菱地所・吉田淳一社長「丸の内エリア全体の魅力追求」

三菱地所の吉田淳一社長=東京・大手町(寺河内美奈撮影)
三菱地所の吉田淳一社長=東京・大手町(寺河内美奈撮影)【拡大】

 --今年は社長就任から2年目に入る

 「三菱地所自身が本社を移転したので、新たな価値を創造したい。丸の内エリア全体の魅力をどう高めていくかも追求する。自動運転バスの実証実験を行ったのも一つの例だが、エリアの規模を生かして新たな取り組みを増やしたい」

 --新オフィスはどうか

 「がらっと変わった。今までは部署ごとに仕切られている昔ながらのオフィス。今は部長も固定席がなく、話し合いたい人たちが集まって執務をする。テナント候補の企業にもみてもらうほか、もっといい形があると思えば、毎年ブラッシュアップするくらいの気持ちでいる」

 --新ビル供給が増え、既存ビルの空室問題もささやかれている

 「(昨年までの)大手町ビルは、オープンスペースではなく小割だが、小割の良さを評価するテナントもいる。オフィスビルをリノベーションしてマンションやホテルにする流れもあるが、新しい企業が伸びるようサポートをするためにオフィス全体のパイを増やすことが、業界全体や東京の魅力アップに重要だ」

 --東京五輪・パラリンピックが開催される2020年まで2年に迫ったが、東京開発の展望は

 「何をすれば観光立国としての産業を伸ばしていけるのかを見極めたい。空港ビジネスやアウトレットモールなど、当社で展開している施設を最大限生かして、地域を代表するようなものを味わえたり、その街に行ってみたいと思わせる仕掛けができるとおもしろい」