大手銀5グループの29年4~12月期決算 最終利益合計は1割増も、本業のもうけは全社減益


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 大手銀行5グループの平成29年4~12月期決算が2日、出そろった。株高による取引手数料収入の増加などが収益を押し上げ、連結最終利益の合計は前年同期比10・3%増の2兆3128億円となったが、本業のもうけを示す実質業務純益(単体または傘下銀行の合算)は5社全てが減益で、合計は22・4%減の1兆5719億円だった。

 日銀がマイナス金利政策を導入してから今月で丸2年。大規模な金融緩和が長期化する中、国内の貸出金利回りは縮小傾向が続いており、各行の基礎体力の低下が鮮明になっている。

 一方、連結では好調な海外事業や株高の追い風を受けて三菱UFJフィナンシャル・グループなど3社が最終増益を確保。景気回復を背景に、取引先企業の貸倒引当金の戻し入れ益が増える傾向も目立ち、この中には、シャープや東芝など再建に向かう大企業も含まれるとみられる。