販売支える“両刃の剣” 米自動車市場で光るトヨタ、日産の秘密兵器「フリート」 (2/2ページ)

米ニューヨークの街中を走るトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」とセダン「カムリ」のタクシー(ブルームバーグ)
米ニューヨークの街中を走るトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」とセダン「カムリ」のタクシー(ブルームバーグ)【拡大】

 米大手は縮小

 北米日産のジュディ・ウィーラー副社長(営業担当)はフリート販売の増加について、「2018年型車に備えて17年型車を一掃したためであり、時期的に必要な対応だった。大口顧客も高機能な車種を好むようになっており、フリート販売は以前のように利益率が低いわけではない」と説明している。

 かつてフリート販売の大部分を占めていたのはGMやFCAだった。だが、16、17年には、GMの米国販売台数に占めるフリート販売の割合は2割未満に縮小した。FCAは収益向上のため、16年後半からフリート販売を縮小している。1月の販売台数が大きく落ち込んだのもこのためだ。米市場深耕に向けたトヨタと日産のフリート販売という“秘密兵器”は今後、吉と出るのか凶と出るのか。関係者は両社の動向を注視している。(ブルームバーグ Jamie Butters、David Welch)