【マネジメント新時代】“時代の要請”、「MaaS」が新しい都市計画の起爆剤に (2/3ページ)

ロンドン・タクシー(右)とスマホに表示されたウーバーのアプリのロゴ。ライドシェアの延長線上にMaaSがある(ブルームバーグ)
ロンドン・タクシー(右)とスマホに表示されたウーバーのアプリのロゴ。ライドシェアの延長線上にMaaSがある(ブルームバーグ)【拡大】

 それに拍車をかけているのが、まだ実証試験の段階にある自動運転車である。先般、日本政府は自動運転車の本格導入に向けて、法整備を進めることを公表した。現在のレベル1、2といわれている初期段階から、多くをコンピューターが管理し、人はシステムの要求に応じて関与する段階(レベル3)、もしくはさらに進んで全ての運転操作を自動化する段階(レベル4)へのステップとなる。

 また、欧米や中国ではウーバー、滴滴出行などのライドシェアリングも一気に普及してきた。日本ではまだ許容されていないが、海外では、タクシーがなかなかつかまえられない地域、もしくは意図的に遠回りをして料金をぼったくるようなタクシーより、安心したサービスを求める人々から支持され、拡大してきたように思える。

 そしてMaaSの登場である。もともと、フィンランドや英国にて、ライドシェア、バス、タクシー、鉄道などはこれまでも存在しているが、それぞれに時間的、空間的、物理的にメリット、デメリットなどの制約があり、これを補って一つのサービスとして取り扱えないかとのアイデアが生まれてきた。聞くところによれば、既に「MaaSオペレーター」などの統合サービス事業者も生まれ、ユーザーに最適な移動サービスを提供するようになっている。

街づくりにも影響