三菱商事、18年3月期最高益見通し

 三菱商事が5日発表した2017年4~12月期連結決算(国際会計基準)は、原料炭など資源高が貢献し、最終利益は前年同期比12.0%増の4161億円と過去最高を更新した。これに伴い、同社は18年3月期業績の最終利益予想を昨年11月の前回予想から400億円上方修正し、過去最高の5400億円(前年同期比22.6%増)とした。増一行常務執行役員最高財務責任者(CFO)は「(価格変動する資源などの)市況系に加えて事業系で着実に稼ぐ力がついてきた」と話した。

 3日に発表した三井物産も17年4~12月期の最終利益が3768億円(63.6%増)と過去最高を更新。18年3月期の最終利益見通しも上方修正し、4400億円(43.7%増)と過去最高を見込む。