経団連、品質不正問題の調査結果を発表 東北電力のデータ改竄など5件報告


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 経団連は6日、会員企業に対して品質管理の不正行為の有無を再点検するよう求めた昨年12月の要請について、東北電力の送電線の工事に関するデータ改竄など5件の報告があったと発表した。神戸製鋼所や三菱マテリアルなどでデータ改竄などが相次ぎ、日本の製造業の信頼が失われる懸念がある中で、経団連として再点検状況を公表し、信頼回復につなげたい考えだ。

 今回報告されたのは、東北電力の他、日立製作所とその子会社、三菱電機のエレベーターでの国土交通省認定に対する不適合など。5件とも安全性に問題はないという。

 これらの事例はすでに各社から公表されており、新しい案件ではない。また日立、三菱電機と同様の不適合問題を公表している東芝は、経団連に報告すべき事例ではないとしており、今回の5件には含まれていない。経団連も報告の基準は各社の判断に任せているとして容認している。

 当初、経団連は1月中に調査結果を発表する予定だったが、コスモエネルギーホールディングス子会社の丸善石油化学の不適切行為の発表が2月にずれ込んだことで、経団連の発表も遅れたとしている。

 経団連としては、今回で一旦調査を終了するが、会員企業に調査の実施や完了を引き続き要請する。