定年後の再雇用者、JR東が待遇改善 年収、退職前の6割弱程度に

 JR東日本は6日、60歳定年後の再雇用者の待遇を2018年4月から改善すると発表した。再雇用者の年収は現在、定年退職前の5割弱程度だが、手当を増やし6割弱程度になる。再雇用者の活用を強化し、人材育成や技術継承に役立てたい考えだ。再雇用者の勤務形態も拡大し、現行のグループ会社などでの勤務に加え、JR東本体での勤務も取り入れる。

 冨田哲郎社長は記者会見で、「技術やノウハウを若い社員に伝えてもらう」と述べた。

 JR東には60歳の定年を迎えた社員を「エルダー社員」として5年間再雇用する制度があり、約5500人の再雇用者がいる。待遇改善は18年度で100億円程度の人件費の増加要因となる。ただ採用者より退職者が多いため、人件費総額の減少傾向は続くとみている。

 またJR東は6日、ベンチャー企業への出資を担う会社を2月下旬に設立することも発表した。出資枠は50億円。