ライナフ、スマートロックで宅配受け取り 不在時でも遠隔操作で解錠 (1/2ページ)

スマートロックを活用したサービスについて説明するライナフの滝沢潔社長=東京都千代田区
スマートロックを活用したサービスについて説明するライナフの滝沢潔社長=東京都千代田区【拡大】

 不動産管理向けシステム開発を手掛けるライナフは国内では初めて、スマートフォンを使って鍵を開閉する「スマートロック」を活用し、不在時に荷物受け取りや家事などを代行してもらえるサービスに乗り出す。1年間で、賃貸・分譲マンション、戸建て住宅も含めて50棟への導入を見込む。

 宅配業、家事代行業など5社と連携し、東京都大田区の新築賃貸マンション「ジニア大森西」全36戸で2月下旬からサービスを開始する。

 サービスを受けるには、マンション入り口と各居室の玄関扉のそれぞれにスマートロックを取り付ける。訪問した事業者がライナフのコールセンターに電話すると、本人確認ののち遠隔操作で解錠。入出履歴が記録されるほか、玄関先にはクラウドカメラが設置され、人の出入りを撮影した映像がアプリから確認できるため、セキュリティーが確保される。

 スマートロックをはじめ初期導入費は不動産オーナーや管理会社などが負担する。サービス利用料は居住者が各社に支払う。不在にすることが多く思うように宅配や家事代行のサービスを利用できない居住者は利便性が増す一方で、不動産オーナーらも新たな付加価値による入居率向上の効果が期待される。

 連携する事業者は、生協宅配サービスのパルシステム東京(東京都新宿区)、宅配クリーニングのホワイトプラス(同品川区)、買い物代行のオネストビー(同港区)、家事代行スタッフ紹介のタスカジ(同港区)、家事代行のベアーズ(同中央区)の5社。またクラウドカメラは、セーフィー(同品川区)が提供する。

「鍵の受け渡しは大きな課題だった」