ソフトバンク、携帯会社の上場「1年以内」 準備開始を発表

決算説明会に出席したソフトバンクグループの孫正義会長兼社長=7日、東京都港区
決算説明会に出席したソフトバンクグループの孫正義会長兼社長=7日、東京都港区【拡大】

 ソフトバンクグループは7日、携帯電話子会社ソフトバンクの株式を上場する準備を始めると発表した。孫正義会長兼社長は東京都内で開いた決算会見で、上場時期について「1年以内に行いたい」と述べた。

 上場は、グループの中核企業の経営基盤を強化し、グループ全体の成長につなげる狙いがある。

 孫氏は、上場により調達した資金を財務強化と投資の両方に使うと説明。ソフトバンクグループが上場後もソフトバンクの親会社にとどまる方針も示した。調達額については「ノーコメント」と述べるにとどめた。

 上場の意義に関しては「(ソフトバンクグループとソフトバンクの)それぞれが自律的に成長できる」と強調した。

 上場によりソフトバンクグループは持ち株会社としての性格を強めることになる。孫氏は上場後「(自身は)世界的な組織戦略に、より多くの時間を費やす」との意向も示した。

 上場が実現すれば、新規株式公開(IPO)としては過去最大額を調達した1987年のNTT(約2兆2000億円)に匹敵する大型上場となる可能性がある。ただ上場企業の子会社の上場審査は厳しく、ソフトバンクグループは「検討の結果次第では、上場しないという結論に至る可能性もある」とした。