コインチェック、13日に日本円の出金再開 ビットコインなどはめど立たず

コインチェック本社が入居するビル=9日午後、東京都渋谷区区(川口良介撮影)
コインチェック本社が入居するビル=9日午後、東京都渋谷区区(川口良介撮影)【拡大】

 不正アクセスで約580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した仮想通貨取引所大手コインチェック(東京)は9日、同社が顧客から預かっている日本円の出金を13日に再開すると発表した。同社は1月29日に金融庁から業務改善命令を受け、今月13日までに原因や再発防止策などを報告するよう求められている。金融庁の承認を得ることが前提だが、日本円の出金については安全確保のめどが立ったもようで、出金再開に踏み切りたい考えだ。

 コインチェックは、ネムが流出した1月26日以降、顧客から預かっている日本円と全ての仮想通貨の出金を停止していた。同社は日本円について、「金融機関の顧客専用口座に保全している」と説明している。

 一方、ビットコインなどの仮想通貨については出金のめどが立っていない。コインチェックは現在、保有する一部通貨について安全性の高い口座を使うよう切り替え作業を進めているところだ。

 同社の大塚雄介取締役は1月28日、報道陣の取材に対し「(事業)継続という形の見通しを持っている」と話していた。