困難路線、過半の維持訴え JR北海道に有識者会議

 JR北海道が単独では維持困難とした10路線13区間(計約1237キロ)について、北海道の有識者会議(座長=岸邦宏・北海道大大学院准教授)は10日、宗谷線や石北線など、対象区間の過半に当たる7路線8区間(計約926キロ)の維持を訴える報告書を公表した。

 一部沿線自治体の反発から、区間ごとに明確な順位付けをしない方針をいったんは示していたが、報告書では事実上、各区間を5グループに分け「維持に向けて検討」や「バスへの転換も視野」といった方向性を示した。

 最重要視したのは宗谷線名寄-稚内(約183キロ)と石北線新旭川-網走(約234キロ)の2区間で、宗谷線がロシア国境に近い重要地域を走っている点や、石北線が農作物を本州に輸送する物流ルートの役割を担っていることを指摘した。

 有識者会議はこの日、道の交通政策を検討する会議で報告書を公表した。