玄米食向け「金のいぶき」一般作付けスタート 「コメどころ宮城」復権へ (1/3ページ)

宮城県が開発した玄米食向けの品種「金のいぶき」の試食会で、金のいぶきを使った料理を食べる参加者=1月、仙台市青葉区
宮城県が開発した玄米食向けの品種「金のいぶき」の試食会で、金のいぶきを使った料理を食べる参加者=1月、仙台市青葉区【拡大】

 宮城県が開発した玄米食向け品種「金のいぶき」の一般作付けが今年産から始まる。玄米ご飯は「おいしくない」「炊くのが面倒」とされるが、金のいぶきはそうした負のイメージを変える期待の品種だ。今年産米から国の生産調整(減反)が廃止され、産地間競争の激化が予想される中、県は秋に本格デビューした新品種「だて正夢」と「金のいぶき」を牽(けん)引(いん)役に、「コメどころ宮城」の復権を目指す。(石崎慶一、写真も)

 「もちもちして、かめばかむほど甘みが出る」「玄米がこんなにおいしいとは思わなかった」

 地元で金のいぶきの認知度をアップさせようと、 県が1月15日に仙台市内のホテルで開いた試食会。参加者は「硬くてぼそぼそしている」「おいしくない」

といった従来の玄米のイメージを覆す食味に驚きの表情を浮かべていた。

 金のいぶきは、胚芽が普通の玄米の約3倍の大きさがあり、血圧を安定させる効果があるアミノ酸の一種GABA(ギャバ)やビタミンE、食物繊維などの栄養成分を豊富に含む。でんぷんのアミロースの含有量が少ないため、ご飯の食感にはもちもち感があり、胚芽独特のぷちぷち感も味わえるのも特徴だ。