【ニュースレビュー】2.4~10 国内

 ■トヨタ最終利益2兆4000億円

 トヨタ自動車は6日、2018年3月期連結業績予想を上方修正し、最終利益が前期比31.1%増の2兆4000億円と2年ぶりに過去最高を更新すると発表した。昨年11月の見通しから4500億円上積みした。トランプ米政権の税制改革に伴う法人税減税で利益が押し上げられる。

 ■三菱重工、MRJ納入目標維持

 三菱重工業の宮永俊一社長は6日、東京都内で開いた決算記者会見で、国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)を2020年半ばに初納入する目標を維持する考えを示した。検討する三菱自動車株の売却は「成長戦略上、最もいい形を検討している」と述べた。

 ■王子、三菱製紙に33%出資

 国内製紙最大手の王子ホールディングスは6日、6位の三菱製紙に33%出資、持ち分法適用会社にすると発表した。両社は既に提携しており関係を強化することで、原材料の調達や製品の配送などを共同で実施して効率化を図る。業界再編の動きが活発になる可能性もある。

 ■SB、携帯会社上場「1年以内」

 ソフトバンクグループは7日、携帯電話子会社ソフトバンクの株式を上場する準備を始めると発表した。孫正義会長兼社長は東京都内で開いた決算会見で、上場時期について「1年以内に行いたい」と述べた。上場により調達した資金を財務強化と投資の両方に使うと説明。

 ■太陽光発電買い取り18円に

 経済産業省は7日、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で、事業者向けの太陽光発電の価格(出力10キロワット以上)を現在の1キロワット時当たり21円から、2018年度は18円に引き下げると決めた。40円だった制度開始時の半額以下となる。国内事業者に自立を促す。

 ■経常黒字、リーマン後最大

 財務省が8日発表した2017年の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は前年比7.5%増の21兆8742億円だった。リーマン・ショック前年の07年(24兆9490億円)以来、10年ぶりの高水準となった。好調な世界経済が背景。

 ■三菱マテ、調査不備認める

 三菱マテリアルは8日、グループで新たに発覚した製品データの不正に関して東京都内で記者会見を開き、昨年実施した当初の社内調査に不備があったことを認めた。経営責任を問われた竹内章社長は「早期解決に向け総力を挙げることが使命だ」と述べ、引責辞任は否定した。

 ■複数の仮想通貨取引所の検査着手

 麻生太郎金融担当相は9日、巨額の仮想通貨流出問題を受け、舞台となったコインチェック以外の複数の取引所に対し、資金決済法に基づく立ち入り検査に着手したことを明らかにした。閣議後の会見で「システムリスクや内部管理体制の検証のためだ」と狙いを説明した。