IIJ、千葉に新工法でデータセンター

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、新工法を採用したデータセンター「白井データセンターキャンパス」(千葉県白井市)を建設する。2019年春の稼働を予定している。約4万平方メートルの敷地に最大50メガワットの受電容量を備え、6000ラック規模の設備収容を可能とする。

 中長期的には、モノのインターネット(IoT)の本格普及に伴うデジタルデータの爆発的な増大や、クラウド需要に対応した設備の拡張が予測されるのを踏まえ、建屋には新規に「システムモジュール工法」を導入。高品質ながら短工期での構築を可能とし、建設コストを抑制する。

 また、さまざまな設備メーカーと連携。空調や電気設備、サーバーなどの稼働情報を人工知能(AI)によって制御することで、センター全体の省エネ性や異常検知能力の向上を図っていく。

 受付や巡回、監視といった運用業務にはロボット技術の応用が可能との考えから、運用の自動化にも積極的に取り組んでいく方針だ。