東芝会長に元三井住友銀副頭取の車谷氏

車谷暢昭氏
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 東芝が、会長に元三井住友銀行副頭取の車谷暢昭氏(60)を充てる人事を固めたことが12日までに分かった。4月にも就任する見通し。東芝は、稼ぎ頭の半導体子会社「東芝メモリ」を売却した後、収益力をどう高めるかが課題となっている。原発事業や企業の経営再建に精通している車谷氏を社外から経営陣に招き、成長戦略の推進をサポートしてもらう。

 東芝の会長職は、2017年2月に米原発事業の巨額損失で志賀重範氏が引責辞任してから空席になっていた。

 三井住友銀行は東芝の主力取引銀行の一つで、車谷氏は1980年に旧三井銀行に入行。経営企画部門が長く、東日本大震災後には、福島第1原発事故を受けた東京電力に対する支援の枠組みづくりに携わるなど、原発事業や経営再建に詳しい。

 17年5月に英投資ファンド「CVCキャピタル・パートナーズ」の日本法人会長に転じていた。