超小型自動車「コムス」で狭い道もスイスイ 和歌山で導入に向けた事業スタート (1/2ページ)

体験試乗で狭い道路を走行するコムス=和歌山県湯浅町
体験試乗で狭い道路を走行するコムス=和歌山県湯浅町【拡大】

 トヨタ車体(愛知県刈谷市)の超小型電気自動車「コムス」を使い、狭い道路を通って観光施設を巡る実証実験「湯浅コムス散歩」が17日、和歌山県湯浅町でスタートする。13日には、同町立駅前多目的広場(同町湯浅)で体験試乗などが行われた。

 同町は、醤油(しょうゆ)発祥の地として知られ、重要伝統的建造物群保存地区があるほか、昨年4月には「『最初の一滴』醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅」として日本遺産に認定された。

 一方、同地区内を通る道の幅が狭く、車が通りにくいことから、徒歩で巡る観光客が多い。このため、同地区以外の観光施設に訪れる人の数が伸び悩み、観光客の町内滞在時間が短いことが課題となっていた。

 町は、観光スポットをゆっくりと周遊してもらおうと、超小型電気自動車の導入を検討し、平成29年度に約1千万円の予算を計上。正式稼働に向けて、4台のコムスを購入した。

 コムスは全長2.4メートル、全幅1.1メートル。1人乗りで最高速度は時速60キロ。約6時間の充電で約50キロ走行できる。実証実験では、無料の試乗モニターを募集。町内の海岸沿いを走るコースと同地区南側の商店街を走るコースのいずれか(それぞれ約1時間)を初回のみガイド付きで巡る。町は、モニターからアンケートを取り、需要や観光への波及効果などを分析するという。

県関係者も太鼓判