清水建設除き最終益が最高更新 ゼネコン大手4社の17年4~12月期

 ゼネコン大手4社の2017年4~12月期連結決算が13日、出そろった。清水建設を除く3社の最終利益が同期間として過去最高を更新した。首都圏を中心に複合ビル開発が堅調だったほか、資材費の値上がり分などを受注時の費用に転嫁できるようになったのが主な要因。

 リニア中央新幹線工事の談合事件で捜査を受けている4社だが、通期業績見通しは据え置いた。

 大林組は売上高と営業利益が4年連続、最終利益は3年連続で過去最高を更新した。売上高は円安の影響で北米子会社の売り上げが大幅に伸びたことが寄与。営業利益は土木部門の利益率改善が貢献した。

 鹿島は営業利益、最終利益がともに3年連続で過去最高を更新。アルジェリアの高速道路建設をめぐるトラブルの和解成立に伴い、海外事業で会計処理上の損失が解消され、全体の利益を押し上げた。

 大成建設は営業利益が5年連続、最終利益は4年連続で過去最高。土木の売上高は微増だったが利益率が大幅に改善したことが奏功した。

 一方、減収減益となった清水建設は、建築部門で超大型工事を受注し上振れした前年同期からの反動減が響いた。

 ■ゼネコン大手4社の2017年4~12月期連結決算(売上高/営業利益/最終利益)

 大林組 1兆3708(2.8)/988(1.8)/757(7.4)

 鹿島 1兆3314(7.6)/1170(15.4)/970(35.6)

 大成建設 1兆829(6.3)/1147(9.9)/809(5.6)

 清水建設 1兆497(▲4.5)/766(▲12.9)/578(▲14.3)

 ※単位:億円、カッコ内は前年同期比増減率(%)、▲はマイナス