【株式ニューカマー】クレジット事業で自動車以外にも進出


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 □プレミアグループ・柴田洋一社長

 中古車のクレジットと保証事業を手掛けるプレミアグループは、全国約1万6000社の中古車販売事業者に商品・サービスを提供している。ガリバーインターナショナル(現IDOM)の孫会社として創業。昨年12月21日、東証2部に新規上場した。柴田洋一社長はクレジット事業で培ったノウハウで自動車分野以外への進出を目指す。

 --競合と比べての強みは

 「自動車向けクレジット業界は金融機関の関連会社やメーカー系がほとんどとなっている。銀行の関連会社の場合、銀行法による制限があり、クレジットやリース以外のサービスを原則提供することができない。メーカー系は販路が自社系列中心で限定的となっている。一方、当社は独立系で制約がないため、クレジットだけでなく、保証、整備など、多様な商品・サービスを提供し、独自のノウハウを蓄積している」

 --業績の推移は

 「創業時からクレジットと保証事業ともに、毎年10%以上の成長率を実現している。2017年3月期のクレジット事業の取扱高は939億円で、債務残高は1733億円。保証事業については取扱高21億8000万円、残高22億6000万円となっている。今後も安定的に2桁成長を続けられるとみている」

 --自動車市場は縮小傾向だ

 「国内に関しては、これ以上伸びるとは考えにくい。そこで今後自動車需要が大きく伸びる東南アジアを中心に海外市場へ向けて、クレジットと保証事業を提供していく。すでにタイで整備工場を取得するなど事業を加速させているほか、インドネシアでは合弁会社を設立した」

 --今後のビジネス展開は

 「クレジット事業で自動車以外の分野に進出していく。すでに住宅用の太陽光発電、オール電化などで実施している。ほかに耐久消費財など、高額で分割払いのニーズがあるものに対して展開していきたい」

 --新規事業の計画は

 「商品ラインアップ拡充のため、個人向け自動車リース事業を推進していく。自動車関連IoT(モノのインターネット)に関しては遠隔制御が可能になる装置を国内外に向けて販売する。これらの事業を進めることで、現在クレジットが約75%を占める営業利益の構成を、将来はその他事業と五分五分の割合にしたい」

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【会社概要】プレミアグループ

 ▽本社=東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル17階

 ▽設立=2015年5月

 ▽資本金=1億9334万円(資本準備金7792万円を含む)

 ▽従業員=323人 (17年10月末時点)

 ▽売上高=91億2200万円 (18年3月期予想)

 ▽事業内容=自動車クレジット、保証商品の開発・販売、自動車整備工場運営など

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【プロフィル】柴田洋一

 しばた・よういち 明学大文卒。1982年佐藤商事入社。SBIクレジット(現・プレミアファイナンシャルサービス)社長などを経て、2016年7月から現職。58歳。大阪府出身。