石油元売り大手、全社が増収増益 17年4~12月期 原油高や合理化奏功

 石油元売り大手3社の2017年4~12月期連結決算が14日、出そろい、全社が増収増益となった。原油価格の上昇やガソリンなど石油製品の生産合理化に伴い、採算性が向上したため。

 JXTGホールディングスは最終利益が2693億円だった。昨春経営統合した旧JXホールディングスと旧東燃ゼネラル石油の前年同期の合計より36%増えた。統合により効率化が進んだ。

 出光興産は約2.4倍の1450億円で過去最高になった。原油高で在庫の評価益が膨らんだ。コスモエネルギーホールディングスも約2.1倍の487億円と過去最高を記録した。子会社の丸善石油化学(東京)で発覚した不正検査問題に関しては「決算への影響はない」(滝健一取締役)という。

 売上高は3社とも10%以上伸びた。原油高を踏まえ、全社が18年3月期業績予想を上方修正した。

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 ■石油元売り大手3社の2017年4~12月期連結決算

  (売上高/最終利益/在庫影響額)

 ・JXTGホールディングス(HD)

 7兆3944(12.7)/2693(36.0)/460(868)

 ・出光興産

 2兆6643(17.8)/1450(2.4倍)/234(92)

 ・コスモエネルギーHD

 1兆8165(11.7)/487(2.1倍)/141(224)

 ※単位は億円。カッコ内は売上高、最終利益が前年同期比増減率(%)、在庫影響額は前年同期実績。JXTGHDは統合前のJXHDと東燃ゼネラル石油の合算値との比較