アステラス製薬が米ベンチャー買収

 アステラス製薬は14日、細胞医療分野の技術開発を行う米バイオベンチャーのユニバーサルセルズ(ワシントン州)を買収したと発表した。ユニバーサルセルズの株主から全株式を取得、完全子会社化した。買収額は1億250万ドル(約110億円)で、一時金に加え、製品開発の状況に応じ一定額を支払う。

 買収資金はすべて手元資金でまかなった。アステラスの2018年3月期の業績に与える影響は軽微という。

 ユニバーサルセルズは、白血球などの細胞上に存在する「白血球型抗原(HLA)」の不適合により、人体が細胞医療製品に対して拒絶反応を起こすのを防ぐ技術を保有している。アステラスは昨年10月、1つの病気に限ってユニバーサルセルズから同技術の独占使用権を取得したが、より幅広い分野で自由に技術を使えるようになる。アステラスでは今後、他の技術と組み合わせて、新たな治療法の確立を目指す考えだ。