ソフトバンクとストライプインターナショナル 衣料品ネット通販で新会社

記念撮影するストライプインターナショナルの石川康晴社長(中央)ら=15日、東京都港区
記念撮影するストライプインターナショナルの石川康晴社長(中央)ら=15日、東京都港区【拡大】

 ソフトバンクと衣料品販売のストライプインターナショナル(岡山市)は15日、共同出資会社を設立し、婦人服や紳士服を扱う新たなインターネット通販サイトの運営を始めたと発表した。約600ブランドの約6万点を扱う。3年で約2000ブランドに増やし、大手百貨店と遜色ない品ぞろえを目指す。

 会社名は「ストライプデパートメント」(東京)。ストライプインターナショナルが77.8%、残りをソフトバンクが出資した。衣料品通販業界はゾゾタウン運営のスタートトゥデイなど先行企業がひしめいており、競争が激しくなりそうだ。

 ストライプインターナショナルの石川康晴社長は15日、東京都内での記者会見で「地方の百貨店が閉鎖に追い込まれている。百貨店のファンが衣料品を買う場所がなくなってきている」と話し、新会社の通販サイトはこうした顧客層の需要に応えられると説明した。

 顧客は一度に3着まで試着を申し込める。試着後、気に入った商品のみを購入し、残りは送料無料で返品できる。ネット上のチャットで「支払い方法は」など簡単な質問をすると人工知能(AI)が24時間体制で回答するサービスも用意した。