「赤いパナ」が家電革新に挑む SXSWに今年も出展 社外巻き込み企業文化変える (1/4ページ)

パナソニックのSXSW出展に向けた選考審議会で、新しいホワイトニングの仕組みをプレゼンするチーム
パナソニックのSXSW出展に向けた選考審議会で、新しいホワイトニングの仕組みをプレゼンするチーム【拡大】

  • 機能ミスト技術を活用した歯のホワイトニングのデザインモック。マウスピースをくわえて使う
  • おにぎりロボットのプロジェクトに関するデザインモック

 パナソニックが家電関連の新規事業への取り組みを強化している。創業100周年を迎える3月に米国で開かれる国際展示会に昨年に続いて出展。家電市場への危機感をバネに、社内公募で選抜された事業モデルは伝統食やヘルスケアとの融合などユニークで、今年は交流型イベントも企画する。オープンイノベーションも活用し、大企業でも斬新で競争力のある家電を生み出せる企業文化を切り拓く。

◆初挑戦で社内全てに刺激が広がった

 パナソニックは2016年5月に、家電領域を中心に新規事業の創出とそれらをリードする人材の育成を目指したプロジェクト、「ゲームチェンジャーカタパルト(GCカタパルト)」を立ち上げた。

 ほぼ1年がかりで社内公募の有望事業を発掘するプロジェクトのヤマ場となるのが、3月に米国で開かれる「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」への出展だ。SXSWは映画や音楽も融合したユニークなIT展示会で、スタートアップの登竜門としても知られる。ツイッターもSXSWで注目されたことをきっかけにSNSの雄に飛躍した。

 SXSWには、IT関係者はもちろん、研究者や起業家、投資家などさまざまな人間が足を運ぶ。それらの厳しい評価に出展者はさらされると同時に、多様な参加者のネットワークから革新的な製品やサービスが生まれることも多い。

 GCカタパルトの深田昌則代表は初挑戦となった昨年を、「手探りだったが参加してよかった。出展したチームだけでなく、社内全体に刺激が広がった」と振り返る。

危機感バネに始動したプロジェクト