ホンダジェット追い風期待 中国・東南アの資産家ニーズ取り込む

 ホンダの航空機事業子会社ホンダエアクラフトカンパニーは、中国と東南アジアに大きな可能性を感じている。資産家が効率性を高める道具として小型機を求めているからだという。

 藤野道格最高経営責任者(CEO)はブルームバーグ・テレビのインタビューに応じ、「巨大なポテンシャル」があると発言。「今後10年で約700~800機がこの地域(東南アジア)で販売されるだろう」と語った。この数字についてホンダはインタビュー後、「自社の販売ではなく市場見通しだ」と説明した。

 乗客最大7人向けに革製シートを備えたホンダジェットの価格は450万ドル(約4億8000万円)。同じクラスとの比較で最も速くて、静か、燃費が良いとしている。ホンダジェットは30年の開発期間を経て2015年4月に日本で初披露。同年12月に米連邦航空局(FAA)から型式証明を得た。

 藤野氏によると、起業家や若手ビジネスマンは小型ビジネスジェット機をぜいたく品というよりも、「ビジネスを促進する生産性ツール」と認識し始めている。

 中国の資産家は米国とほぼ同じ人数だが、中国でビジネスジェット機を利用しているのはそのうち約2.5%にすぎないとも述べ、欧米諸国での約18%との「ギャップは将来縮小するはずだ」と語った。(ブルームバーグ Haslinda Amin)