サイバー攻撃1・2倍 1500億件で過去最高

 国立研究開発法人・情報通信研究機構(NICT)は27日、2017年に観測したサイバー攻撃関連の通信が前年比1・2倍の約1504億件となり、過去最高を更新したとの調査結果を発表した。

 ネット接続した家庭用ルーターや防犯カメラなどIoT(モノのインターネット)機器に向けられた通信が昨年に引き続き半数を超え、54%となった。セキュリティー対策が不十分なことが背景にある。

 攻撃者はIoT機器を乗っ取り、企業などのサーバーに一斉にデータを送り付け、機能停止させる「DDoS(ディードス)攻撃」に悪用しているとみられている。

 NICTは大規模観測システムを運用しているが、観測できているのは一部にとどまり、不正通信の実際の数はさらに多いという。