欧州の送電線建設プロジェクトに出資 関電 

 関西電力は28日、英国とドイツの間を結ぶ送電線の建設プロジェクトに出資すると発表した。開発を担う会社の株式18・3%を3月中にも取得する。取得額は非公表。これまで発電分野に限っていた海外での投資対象を送電分野にも広げることで、多様な収益源の確保につなげたい考えだ。

 関電によると、欧州連合(EU)の加盟国間では現在、国際的な送電線の建設プロジェクトが多く進められているが、日本の電力会社が参画するのは初めて。

 プロジェクトでは、英国東部とドイツ北部にまたがる海底に、欧州で最大規模となる総延長約670キロ、送電容量140万キロワットの送電線を建設。早ければ2022年ごろに送電事業を始める見通しという。開発会社には関電のほか、英国やドイツ、フランスの投資会社なども出資している。

 関電は平成28年4月に発表した28~30年度の中期経営計画で、37年度までに海外事業への投資額を累計5千億円に増やす目標を設定。今回の出資で得たノウハウを生かし、別の海外の送電事業にも積極的に参画するとしている。