中部電、長野に新水力発電

 中部電力は2日、長野県宮田村に「黒川平水力発電所」を建設すると発表した。温室効果ガス削減のため再生可能エネルギーの発電割合を高める狙いがある。2020年度に着工し、21年度に営業運転を始める予定だ。投資額は非公表。

 出力は170キロワットと小規模で、一般家庭約330世帯分の年間使用量に相当する約103万キロワット時を供給する。火力発電所などと比べ二酸化炭素(CO2)の排出量は年間500トン程度削減できるという。

 上流にある新太田切水力発電所から出る放流水の一部を導水路で運び、約11メートルの落差で生じるエネルギーを利用して発電する。