京セラ、鹿児島の工場増強 自動運転に使うセンサーの需要拡大に対応

 京セラは2日、鹿児島県薩摩川内市(さつませんだいし)の工場に新棟を建設し、精密な電子部品を保護する「セラミックパッケージ」の生産能力を増強すると発表した。4月に着工し、来年8月から稼働する。自動運転に使うセンサーなどの需要拡大に対応する。

 投資額は約55億円を見込んでいる。設備増強により、将来的には生産能力を現状より約25%引き上げる計画という。京セラはセラミックパッケージでは世界シェア首位で、国内外の6拠点で生産している。