LIXIL、グリーントイレで衛生貢献 ケニアの難民居住地に提供

水を使わずに排泄物を処理し、肥料として再資源化するグリーントイレシステム
水を使わずに排泄物を処理し、肥料として再資源化するグリーントイレシステム【拡大】

 LIXILは、ケニアのカロベイエイ難民居住地向けに、同社が開発した「グリーントイレシステム」を提供する。同居住地の難民は避難が長期化し帰還できない状態が20年以上も続いているため、同システムの導入により、長期的に持続可能な衛生ソリューションを構築する。

 同システムでは排泄(はいせつ)物を固体と液体に分離し、それぞれ別のタンクに貯留する。その後、タンクから回収され、処理施設に運搬された排泄物は、肥料あるいは土壌改良材として再資源化。農業に利用することが可能になる。

 搬送に水を使わないため、下水道システムが整備されていない地域でも利用が可能で、排出物によって地下水を汚染することもない。

 カロベイエイ居住地には現在、約3万8000人の難民が暮らしており、主に近隣の南スーダンからの流入が続いている。3月末までに同システムを設置する予定で、適切な維持管理を行えるように研修プログラムを実施。衛生環境の改善と難民の自立を支援する。