春華堂 好調「うなぎパイ」が牽引役 新ブランド立ち上げ、和洋菓子事業を拡大 (1/2ページ)

春華堂の山崎貴裕社長
春華堂の山崎貴裕社長【拡大】

 ■春華堂・山崎貴裕社長

 浜松市の名産品として全国的に有名な洋菓子「うなぎパイ」を販売しているのが春華堂だ。人気の要因の一つが、製造時のこだわり。例えばパイ生地は職人による手作業が売り物で、独特のサクサク感を生み出している。同社は昨年、創業130年を迎えた老舗企業でもあり、それを機に4代目となる山崎貴裕社長に経営のバトンが渡った。売上高に占めるうなぎパイの割合は8割で、残りは和菓子と洋菓子。今後は和洋菓子事業の拡大に力を入れ「自分がのれんを渡すまでには『半分がうなぎパイ、残りの半々が和菓子と洋菓子』といった道筋を作っていく」と意欲を示す。

 五穀ベースに提案

 --経営環境は

 「うなぎパイの売れ行きが牽引(けんいん)役を担っており、業績は右肩上がりで推移している。特に昨年はNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』のブームによって浜松を訪れる観光客が増え、売り上げ増につながった。名古屋圏の経済が好調なことも追い風となっている」

 --うなぎパイ以外の事業に力を入れる理由は

 「確かに経営という観点からみると、全国ブランドであるうなぎパイに専念した方が効率がよいかもしれない。ただ、われわれはもともと、和菓子屋としてスタートを切った。現在でも良い和菓子職人も多く存在する。そんな創業時の思いを大事にしたいのに加え、何か新しいモノに取り組めない企業になってもよくないので、和菓子事業にも力を入れることにした」

新ブランド立ち上げ