自然な色と味わい、ふじっ子販売好調 50年超えるロングセラー

「バターと絡めても、トーストの上にのせてもおいしいです」と話すフジッコの山下正義さん
「バターと絡めても、トーストの上にのせてもおいしいです」と話すフジッコの山下正義さん【拡大】

 フジッコ(神戸市)の塩昆布「ふじっ子」は1966年に発売、50年を超えるロングセラーだ。北海道産の昆布を使い、着色料や人工甘味料を入れずに自然な色と味わいに仕上げた。2017年度の売上高は前年度を上回って推移している。

 塩昆布は関西でご飯のお供として好まれ、こうした食文化を広めたいと考えて発売、看板商品に成長した。当初の名称は「富士山印のお茶漬昆布」だった。30グラム入りで希望小売価格は163円。

 製造過程で、昆布は酢に漬け軟らかくする。刻んだ後、しょうゆベースの調味料で味を調えながら煮込む。乾燥させ、塩やうまみ成分を入れた粉をまぶして完成させる。商品開発を担当する山下正義さんは「昆布がかたくなったり、くっついたりしないように煮加減などを工夫する」と明かす。

 06年にテレビ番組で紹介され調味料の一つとして注目され始めた。居酒屋でキャベツとあえた料理が人気を集め、市場が広がった。顧客から「もっと手軽に使いたい」との要望を受け、17年には容器に入れたふりかけタイプを地域限定で販売。「昆布を細かくし、サラダやパスタにかけて食べやすくした」(山下さん)。3月中に発売する。

 山下さんは「スポーツ時のミネラル補給にも最適で、マラソン大会でも提供している。いろいろな場面で活用してほしい」と話している。