専門技術者と企業をマッチング 英知継承・福井秀幸社長 (1/2ページ)

インタビューに応じる英知継承の福井秀幸社長=大阪市北区
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 大手、中小に限らずメーカーは、技術やサービスの開発をはじめ、品質改善やコスト削減、新規事業開発、顧客開拓、社内教育、海外展開など多くの課題を抱えている上、人手不足のために技術・技能の継承に悩んでいる。英知継承が手掛ける技術士マッチングサービス「技術継承.com」は、ものづくりの現場での技術・技能に関する困りごとについて、技術士など登録している専門家を必要に応じて派遣する。現在、約280人の専門家が登録されているが、福井秀幸社長は、「早期に1000人の登録」を目指し、人材ネットワークの拡充を図る。

 --会社設立の動機は

 「2011年に技術士の資格を取得した。技術士が集まる会合に参加するうちに、定年退職した人が多いことに気付いた。どの技術士も大手・中堅メーカー出身で、高度な専門知識を持ちながら、そのスキルが生かせる場が少なく、もったいないと感じたことがきっかけとなった」

 --一方で、大手や中小を問わずメーカーは、さまざまな課題を抱え、高度な技術者に対するニーズは高い

 「こうしたミスマッチを解決できるプラットフォームがあったらと思い、『技術継承.com』を始めた」

 --既存の人材紹介会社でも技術に詳しい専門家派遣などのサービスがあるが

 「確かにそうだが、人材紹介会社を通して派遣してもらおうとしても、ものづくりに精通したニッチな分野の人材はなかなか見つからない。ヘッドハンティングという手法もあるが、人手不足感のあるなかでは費用負担が大きくなる。技術継承.comであれば、ネットを通じて企業が必要とするスキルを持った専門家を確実に紹介できる」

ほぼすべてのものづくり分野に